クラウド版SOLIDWORKS、はじめの一歩

2022.8.19

クラウド

皆さま、こんにちは。
今回のテーマは「クラウド版SOLIDWORKS」です。
今さら聞けない…と思われているかもしれない部分を改めてご紹介したいと思います。

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まずは「クラウド」の意味の確認からいきましょう。総務省のホームページにはこう書かれています。

クラウドサービスは、従来は利用者が手元のコンピュータで利用していたデータやソフトウェアを、ネットワーク経由で、サービスとして利用者に提供するものです。利用者側が最低限の環境(パーソナルコンピュータや携帯情報端末などのクライアント、その上で動くWebブラウザ、インターネット接続環境など)を用意することで、どの端末からでも、さまざまなサービスを利用することができます。総務省

利用者が用意するのはインターネットに繋がるパソコンやスマホだけ。クラウドサービス提供者の管理するソフトウェアを借りたり、サーバにデータを預けたりということが、いつでもどこでもできるということですね。

ソフトウェアや預けたデータがどのように管理されているのかは見えません。
この「見えない」状態をクラウド(cloud)=雲の図で表したのが名称の由来と言われています。
それが怖くて敬遠してきた方もいらっしゃるかもしれません。

でも、見えないということは意識せず利用できるということです。
サーバ構築のコストや、ソフトウェアのバージョン管理、セキュリティのチェックなどはサービス提供者が受け持ってくれます。
これらのコストや手間が省けるだけでも、だいぶメリットが大きいと思いませんか?

ではクラウド版SOLIDWORKSの話に移りましょう。
これまでのデスクトップ版SOLIDWORKSでは、設計データは同じパソコン内、もしくは会社が用意したサーバなどの決められたところに保管していると思います。


クラウド版SOLIDWORKSはどこが違うかというと、設計データの保存先がクラウドになるところです。
ここでいうクラウドとはダッソー・システムズ(SOLIDWORKSの親会社)が提供する「3DEXPERIENCE platform」のことです。

いきなり出てきた「3DEXPERIENCE platform」って何?って思いますよね。
テクノソリューションズのホームページでもご紹介していますが⇒3DEXPERIENCE platform紹介ページ
製品開発における全プロセスに必要なツール群が使える、関係者のためのワーキングスペースです。
ブラウザでアクセスできますので、パソコンからでもスマホからでも専用アプリのインストールは不要です。

ちなみに、「ブラウザ」とは「Internet Explorer」「Microsoft Edge」「Google Chrome」「Safari」「Firefox」など、Webサイトにアクセスするときに使うソフトウェアです。
今このブログを表示しているその画面がブラウザです。上で挙げた中にお使いのブラウザはありましたか?

閑話休題。
設計ツールだけではなく、解析、レンダリング、ビューア、チャットやタスク管理など、様々なアプリが用意されています。
そしてこのワーキングスペースはセキュリティが担保されていますので、たとえ同じチームのメンバーでもライセンスが付与されていなければデータを見ることができません。

このプラットフォームとアプリの関係、皆さんもよくご存じの検索エンジンGoogleと似ているんです。
Googleもブラウザからアクセスができて、GmailやドライブやYouTubeなど、1つのアカウントに紐づいて様々なアプリが利用できますよね。データの保存場所など意識しなくても、パソコンやスマホからアイコンをポチっとするだけでやりたいことができます。

たとえば、それぞれこんな場面での使い方の対比はどうでしょう。

3DEXPERIENCE platformを使って
「設計変更したデータの確認依頼をしよう」

Googleを使って
「気になるお店に友達を誘ってみよう」

3DEXPERIENCE platform

  • 1. パソコンやスマホで
  • 2. ブラウザを立ち上げて
  • 3. 3DEXPERIENCE platformにアクセスして
  • 4. 設計データを検索して
  • 5. データの情報をチャットアプリで同僚に送信
     「設計変更したので確認お願いします」

Google

  • 1. パソコンやスマホで
  • 2. ブラウザを立ち上げて
  • 3. Googleにアクセスして
  • 4. 情報を検索して
  • 5. 見つけた情報をチャットアプリで友達に送信
     「このお店に一緒に行こう!」

とてもシンプルな内容ですが、いくつかの作業が1つのプラットフォーム上で完結するような、似た流れで使えることがイメージできると思います。

さて、ここで再度クラウド版SOLIDWORKSの話に戻ります。
3DEXPERIENCE SOLIDWORKS(クラウド版)紹介ページを見ていただいたことがある方は見覚えがあるかもしれませんが、従来のライセンスとは提供単位が違います。

3DEXPERIENCE platformで使えるアプリの中から、一緒に使うと業務が効率化できるアプリをいくつかまとめた「ロール」という単位、もしくは「ロール」を複数合わせた「オファー」という単位でライセンスをご購入いただくようになります。
(ちょっと複雑な話になるので、アプリ < ロール < オファーという言葉だけでも覚えて帰ってください)

ここまでざっくりご紹介してみましたが、聞き慣れない単語が多いし分かりにくいですよね?
私も何となく理解できるまで時間がかかりました…。
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