初心者目線のSOLIDWORKS【推しの3機能】

2022.3.11

SOLIDWORKS

こんにちは、テクノソリューションズ技術支援部 新人の横山です。 

私はテクノソリューションズに入社してからSOLIDWORKSを使い始めた、いわゆる「SOLIDWORKS初心者」なのですが、今回はそんな私がSOLIDWORKSを使ってみて便利だなと思った機能をお伝えしたいと思います。 

少しだけ私のことを話させていただくと、3次元CADそのものは初めてではありません。 
別のソリッドモデラーやサーフェスモデラーは使ったことがあり、まったくの3次元CAD初心者というわけではないのですが、SOLIDWORKSをしっかり触るのは初めての経験です。正直言うと、以前のCADに慣れすぎていたため「カチッとしているSOLIDWORKS」には最初違和感しかなかったです(笑) 

私がSOLIDWORKSを使ってみて「これは良い機能」だと思ったものが3つあるのですが、これらはSOLIDWORKSを未導入のお客様にとっても「良い機能」となりうるのでは?と思ったため、紹介したくなってしまいました。
動画付きで解説しますので、文字で伝わらなかった場合はぜひ動画をご覧ください!

それでは、私が推すSOLIDWORKSの特徴的な機能3つをご紹介いたします。 

SOLIDWORKSの推し機能①
パワートリム 


機能説明
パワートリムでは、マウスの左ボタンをドラッグし、除去したい要素上を通過させるだけでトリム箇所を認識し処理することができます。エンティティのトリムの中でも素早く不要な線を取り除ける機能です。 また、線を除去するだけでなく、延長しつなげることことも出来ます。

設計者メリット
面倒な操作が不要で、素早く除去することができるので、多くの要素をトリムするような場合に非常に有効な機能です。

SOLIDWORKSの推し機能②
コンフィギュレーション 


機能説明
コンフィギュレーションは1 つのドキュメント内に、部品やアセンブリの複数のバリエーションを作成することができます。設計中、サイズや規格が異なる類似形状が多数必要になる場合があります。そうした形状をドキュメントごとに作成となると、手間がかかるだけでなく、ファイル数も膨大になり管理も大変です。
コンフィギュレーションを使用することで1つのドキュメント内に複数の類似形状を作成することができるので、管理が行いやすくなります。

プチ情報として、コンフィギュレーションはアセンブリでも利用できるほか、エクセルの機能を利用して一括で編集することもできます。これらについては、私がマスターしたら機会を見つけて改めてご紹介したいと思います。

設計者メリット
複数の形状を一つのファイルで管理できるため、比較検討が容易になります。 ファイル検索にかかる時間は0になります。 

SOLIDWORKSの推し機能③
マウスジェスチャー


機能説明
マウスジェスチャーは、よく使用するコマンドをすばやく実行するための機能です。 マウスの右ボタンをドラッグすることで、リング状のガイドが表示され、実行したいコマンドにマウスを重ね るだけで、即座にコマンドが実行されます。 (マウスジェスチャーは部品、アセンブリ、図面、スケッチの各編集状況ごとにそれぞれ設定できます。よく使用する機能を 4 種類 x 8 コマンド、つまり最大 32 個のコマンドを登録しておくことが可能です。)  マウスジェスチャーを使用したくない場合は、非表示の設定も可能です。 このマウスジェスチャーを活用することで、画面端のコマンドを毎回クリックしに行くことなく、すばやくコマンドを実行できます。

設計者メリット
不要なマウス操作が激減します。よく使う操作を自分の思い通りに配置できるので、相棒感がUpします! 

どの機能もSOLIDWORKSの基本機能なので、どのエディションを選んでも使用できます。
補足しておくと、SOLIDWORKSにはStandard/Professional/Premiumの3種があり、やりたい事や業務内容に合わせてエディションが選択できます。 

まだまだ「使いこなせている!」と言い切れるまでの熟練度には届いておりませんが、SOLIDWORKSを使ってみてとてもいいと思ったのは、基本SOLIDWORKSは設計ツールであるにもかかわらず、各種解析、技術文書作成、検査表作成など製造プロセスで使用する多彩な製品群を取り揃えており、これらを同じデータ・同じインターフェースで操作ができることです。 

以前はいわゆる「餅は餅屋」状態で、設計はCAD、解析は専用CAEソフト、レンダリングは汎用品を使用など、言い方を変えると「適材適所」なのですが、データの行き来が非常に面倒ですし中間ファイルに変換する際、データの破損やエラー発生することも多々あり、ここでの手戻りが非常に面倒だったので、これがないだけでストレスはかなり減ります。(同じ作業の繰り返しは精神的に堪えます・・・) 

また、設計変更に関しても同じことが言えます。 

設計変更が生じた場合でも、作業が全てやり直しになることはなく、今までの作業は引き継いで設計変更に対応することができます。設計や製造プロセスで頻繁に起こるのが「設計変更」です。設計変更に素早く対応することが、製品開発のサイクルを早くするポイントでもあります。 

SOLIDWORKSの場合は、データの変換が必要なく生データのままデータのやり取りができることが非常に良いと思いました。実際のモノづくりをされている場合、多くのプロセスで手戻りが発生します。それが製品リリースを遅らせる原因になるのですが、同じデータで工程が進められれば、たとえ手戻りが発生してもその作業は最小限ですみます。これはSOLIDWORKSを使用する大きなメリットだと私は思います。 

まだ私は経験していませんが、SOLIDWORKSの「ユーザーの声が新機能に反映されること」はすごい魅力だなと思っています。 自分の思った改善点や新機能が全世界数百万人のSOLIDWORKSユーザーに使ってもらえるというのは、なんだかとても壮大ですよね。もちろん、全ユーザーが使うかどうかは?ですが、「使える」という意味で(笑) 


最後に、こちらのブログもおススメです! 

CSWP試験って何? たった2ヶ月で合格できた近道はコレ!

私も各先輩方に教わりながらCSWP取得に勤しんでおります。 
また今後も、私ならではの「初心者目線」でSOLIDWORKSの魅力をお伝え出来たらと思っています。 

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