SOLIDWORKS × Markforgedで作ってみた:ドアストッパー編

2022.6.24

作ってみた

オリジナルドアストッパー製作

#3DCAD #SOLIDWORKS

#3Dプリンタ #Markforged

こんにちは、テクノソリューションズ名古屋営業所の玉川です。 
先日、名古屋営業所が新しい事務所へ引っ越したことはブログでお知らせしました。  

なんでもそうですが、新しい場所やモノというのは気分を一新させてくれますね。 
毎日通う事務所なので、新鮮さは直ぐに薄れてしまうかもしれませんが(笑) 

製作のきっかけ


さて、環境が変わるということはいい変化もあれば、そうでないこともありました。 
それは、以前の名古屋営業所で使用していたドアストッパーが使えなくなってしまったことです。 

コロナ禍の今、換気は非常に重要です。弊社でも定期的な換気を実施するために、ドアストッパーを使って入り口のドアを固定していました。 ですが、新事務所のドアは以前のドアよりも重く、床も新しくなったせいか滑ってしまい、今まで使っていたものではうまく固定できなくなってしまいました。(下の動画をご覧ください)

地味にストレスになりそうなこのストッパーの件をなんとかしようと、「ホームセンターに代用品を買いに行く!」ではなく、名古屋営業所にあるMarkforgedを使用して、このドアにピッタリなドアストッパーを自作してみようと思いつきました。 

アイデア出し


思いついたらすぐ実行ということで、まずはノギスとスケールを使いドア廻りを測定してポンチ絵にしてみました。
(拙い絵と字でスミマセン!!) 

最初は、さきほど動画でご紹介したようなドアと床の間に挟むようなストッパーをあれこれ考えました。
ネットでも検索してみましたが、デザイン的に面白くてもあまり実用的なものが無く、コロナ禍がだいぶ落ち着いたとは言え、なるべくなら手で触らずにドアを開閉できるようなものを思案していました。

そして考えついた形状がコレです!
この形状ならドアを開けるとそのまま留められるし、閉める時は足で踏むだけで良いのではないかと考えました。

設計



SOLIDWORKSならこんなポンチ絵でも簡単に3D化出来て、コマンド履歴を使えば簡単に修正・変更もお手のものです。またドアを留めるスプリング部の裏に補強リブを1本入れてみました。最初は3本入れてみようかとも思いましたが、多くなると強度が上がりすぎてスプリングの役目を果たさなくなるのではと予想した結果です。
また遊び心で「T-SPRING」というロゴも入れてみました。

印刷


モデリングが完成したら、いざ印刷です。
操作は簡単、3Dモデルが完成したらSTLで保存します。

保存したSTLをEigerに取り込んで印刷スタート、Eigerではどのくらいの密度にするのか、印刷方向などを決めます

今回、密度に関しては重い鉄製のドアに耐えられるように完全ソリッド化にしました。
また比較的薄物なので造形時のソリや剥がれを防止するために接地面を広くするEigerの「ブリム」という機能を使ってます。

ちなみに造形時間は本体が16.5h、その他部品大が1h、部品小が45minでした。

Markforgedで作る造形品は、従来の3Dプリンタに比べ強度も高く、Onyxは靭性も兼ね揃えているのでこのように重いドアでもしっかりと支えることができています。

ドアの形状や重量も千差万別なので、一般的なものが使えないこともあろうかと思います。
そういった場合は、自分たちで好きなものを作ってしまえばいいのです。
作りたいものをすぐに作ることができる!それが3Dプリンタのメリットですね。

完成!


そして、完成したオリジナルのドアストッパーを実際に使用してみた動画がコチラ!

どうですか?ドアストッパーが重たいドアに負けることなく固定され、手を使わずとも閉めることが出来る、当初の目的を達成です!!新しい営業所でもストレスフリーで過ごせるようになりました。

今までは、朝一で出勤している所長が閉まらないドアストッパーに段ボールの切れ端をプラスして(結構コツがいるので難しい)どうにか止めてくれていたので、この新ドアストッパーになってからは「簡単に止められるようになった」と言ってもらえ、結果的に所長の仕事?も一つ減らすことが出来ました。

今回のオリジナルドアストッパー製作のように、とりあえず作ってみたいものを作るって、何かに活用できると思いませんか?そうです治具製作にも活用できるのです!様々なパターンで使用する治具にもMarkforgedは多く活用されており、欲しいものを素早く安価に手に入れることができます。

Markforgedは、母材のOnyxだけでも一般的なABS樹脂と比較して1.3倍の強度で造形することができますし、カーボンファイバーと一緒に出力することでアルミ並みの強度を実現することが可能なので、従来の3Dプリンタの枠を超えて活用することができる画期的なプリンタです。

身近なもので、置き換えが可能なものがありましたら、ぜひお気軽に弊社3Dプリンタ選定コンシェルジュサービスへ!
みなさまからのお問合せ、お待ちしております。

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